家族が多いからこそ備蓄が多め。
食料品から日用品、衛生用品まで、備えをしっかりしたいタイプです。
備蓄している食料品は、ローリングストックで管理。
片づけを学び、実践するようになってからは、食料品が期限切れになることも少なくなりました。
スペースを確保するためにも、片づけが効果的。
片づけは、防災とも深く関わると感じています。
一番の悩みどころは、防災バッグ。
用意はしていますが、作ったのは随分前。
そして、子どもそれぞれに用意しようとしながらも、完成度は半分ほど。
本当にその備えは万全なのか?
改めて、我が家の備蓄や防災バッグを見直すことにしました。
「災害に備える」を考える
「災害に備える」と言っても、その内容はいくつか種類があると考えます。
- 室内環境の備え
- 備蓄(飲料・食料品・衛生用品など)
- 逃げるための備え(防災バッグなど)
- 情報の備え
室内環境の備え
ものが散乱した室内は、避難の妨げになります。
日頃から片づけをする、大切な理由の一つでもありますね。
防災として考えれば、出ている「もの」は少ない方が良いです。
室内環境を整えるためには、
- 家具が倒れない工夫
- ガラスが割れない工夫
- ものが散乱しない工夫
などが必要だと考えます。
突っ張り棒、耐震マットなどの「耐震グッズ」を活用し、倒れないよう固定する。
室内の家具や、ものの配置を見直すことでも、備えることができますね。
もしかしたら、家自体の耐震性を高める必要があるかもしれません。
生活に関わる細かなところこそ、「片づけ」が貢献できる部分だと思っています。
ここ目指したい
✓ 日頃から、減災に繋がる「片づけ」をする
✓ 家具などを固定する
✓ 家具が倒れても危険が少ない配置にする
備蓄(飲料・食料品・衛生用品など)
特に大切だと感じるのが、この備蓄です。
最低限3日、出来たら7日分の備蓄が必要と言われていますね。
自分は、7日分の備蓄は必須だと考えています。
必要とされる飲料水は、「1人1日3ℓ」とされています。
我が家は7人家族なので、「1日21ℓ」必要です。
3日なら「63ℓ」=「2ℓのペットボトル約31本分」=5~6箱
7日なら「147ℓ」=「2ℓのペットボトル約73本分」=12~13箱
2ℓのペットボトル6本入りが、これだけ必要。
「水16箱」+「午後の紅茶1箱」+「お茶1箱」+「野菜ジュース」
これが現在我が家の飲み物の備蓄。
この量を保管しておくだけでも大変です。
保管場所も重要だと感じています。
家が倒壊してしまった場合は、どうなるのだろう…
そんなことも考えました。
収納場所は、1階2階3階と分散して収納。
プラス、外の物置にも収納することにしました。
食料品はローリングストックで備蓄。
子ども達が大きくなった今は、量が足りないかも…と感じることも。
さらに使用頻度が低いため、保管場所が奥行ある収納庫の奥。
取り出せない!になる可能性があるのでは?と考えました。
「量」と「保管場所」の見直しが必要そうです。
ここ目指したい
✓ 家族の必要量を把握する
✓ 分散収納でリスクを減らす
✓ 誰でもすぐに取り出せるよう収納する
逃げるための備え(防災バッグなど)
防災バッグの用意はしています。
ですが、「いつ確認したかな?」という状態。
用意したことで安心し、長いこと見直ししていませんでした。
そこで改めて確認。
すると、期限切れの「飴」や「湿布」、「トローチ」や「軟膏」
医療品などにも期限がありますものね。
「衛生用品」も取り換えた方が良いのでは?と感じました。
開封していないとはいえ、定期的な入れ替えは必要ですね。
子どもそれぞれに用意していた軍手は、サイズが合わなくなっていました。
防災バッグは、避難用に1つ、貴重品関係で1つ用意。
子ども4人、それぞれの防災バッグを少しずつ準備している最中。
ふと考えたのは、防災バッグの目的。
- 家からすぐに逃げる必要があり、持ち出すのか?
- 在宅避難ができず、避難所へ行くために持ち出すのか?
今までは何となく、在宅避難が出来ると考えていました。
それなのにバッグの中身は、すぐに逃げることを想定していない気が…
目的が違えば中身も変わるのでは?と考えました。
自宅にいる時に災害が起こるとは限りません。
ですが墨田区は密集地域が多く、時間帯によっては火災の危険もあります。
そこで人数分、「すぐに逃げる用」として作り直すことに。
重さは軽く、2~3日ほど耐えることができる、必要最低限のもので。
改めて「今、何が必要か?」考え、想像することが大切かも。
ここ目指したい
✓ 防災バッグの目的を決める
✓ 様々な状況を想像してみる
✓ 入れるものを書き出してみる
情報の備え
避難場所や避難経路はもちろん、家族と話し合ったのは、どのように連絡を取り合うか。
子ども達には普段から防災ポーチを持ってもらい、連絡先リストも入れています。
連絡先リストには、災害用伝言ダイヤル「171」のやり方も記載。
濡れないようジップ袋へ入れ、小銭も一緒に。
改めて方法を確認。
外出の際には、どのように対応するかを話し合いました。
我が家の書類などについても共有。
ホームファイリング®でまとめているため、安心はしています。
ですが、家族がバラバラになった時、もしも子どもだけになってしまった時…
生活再建のために必要なものは、たくさんあります。
子ども達が大きくなってきた今だからこそ、見直す必要があるなと思いました。
ここ目指したい
✓ 必要な情報を一か所へまとめる
✓ 避難先、避難ルート、連絡手段を確認する
✓ 被災後にすることを確認する
✓ 家族で共有する
定期的な見直しは必須
何よりも、自助が大切だと考えます。
まずは自分達一人一人が助かるための行動、備えをする。
一人一人備えることが減災になる、と信じて。
その為の準備はもちろん、定期的な見直しは必須だと感じた今回。
ライフステージの変化で、暮らし方や生活スタイルなども変わり、片づけの見直しが必要なように。
防災に関しても見直しが必要ですね。
改めてそう感じました。
もちろん、完璧は難しい。
けれど災害時、少しでも普段の暮らしを続けることができるよう、改めて防災を見直したいですね。
片づけを活用して、防災もできますよ。
まさに、「家庭に合った」防災になればと思います。