使わない「もの」は手放す。
使う「もの」だけにする。
もちろん、そのような状態は理想ですが、それだけではないですよね。
我が家にも、使わないけれど持っている「もの」は、いくつもあります。
常に使っていない「もの」は、置き場所を変えるだけで効果があることも。
その為には、収納前にしっかり分けることが大切になります。
片づけに対して苦手意識がある方にこそ試してほしい、「分ける」についてです。
使わない「もの」も色々
使わないものと言っても、色々な状態があります。
種類で分けると、大きく4つになるかと。
- 使わなくても大切なもの(思い出)
- 今は使わなくても、使う時がくるもの(ストック・お下がり)
- 使わないけれど、手放せないもの
- 持っていることを忘れているもの
ざっくり、こんな感じかと思います。
1は、「思い出」とされるものなど。
2は、使う時を待っている状態のもの。
3は、使わないと思っているのに手放せない、厄介なものなのかもしれません。
4は、忘れているだけで判断できるのかもしれないし、そもそも忘れているくらいなので、無くてもよいものに出来そうです。
このように、「使わないけれど持っているもの」といっても、それぞれ存在する意味が違うことが分かります。
使わなくても大切なもの
主に、「思い出」とされるものですね。
箱などに収められ綺麗に保管されているか、大切だからこそ、目に見える場所へ飾られている場合もあるでしょう。
保管される場合は、比較的「奥」、手に取りにくい場所へ収納されることが多いのでは?
使用頻度からみれば、必然的にそうなります。
ただ、気をつけたいことも。
新たに大切なものとして保管したいものが出てきた時、そこへ入れることが面倒だと、放置しがちになります。
新たな思い出が追加されることが想像できる場合は、奥へ追いやらない方が良さそうです。
これは、自分自身の経験から。
子どものものを整理し、思い出ボックスを作った翌年。
年度終わりに整理し、保管したいものを入れようとしたのですが…
取り出しにくい場所へ収納してしまい、面倒でなかなか取りかかれませんでした💦
1年に1回だからとはいえ、取り出しにくいと面倒が勝ちます。
たとえ奥へ収納しても、手前のものを動かしやすくしておく必要がありますね。
今は使わなくても、使う時がくるもの
使う時がくる、と言えば、「ストック」などがそうですね。
子どもの「お下がり」なども、当てはまります。
いつでもすぐに使えるような状態で待つことがポイント。
保管スペースの広さによって、収納が変わってくると思います。
全く違う場所へ保管するのもありですが、管理が苦手な方は、使う場所から遠い場所へ保管しない方が良いかもしれません。
遠い場所へ保管するならば、一つの場所へ「ストック」としてまとめておくと管理が楽に。
「パントリー」などが、よい例だと思います。
収納や管理が苦手ならば、量を意識して、ストックを多く持たないことも大切です。
使っているものと、ストックをしっかり分けて、場所を区切るだけでも効果があります。
文房具などは、意外とここが、あいまいになりがちなもの。
たくさんのペンがあっても、全てがよく使うものではなかったりします。
こんな時は、よく使うものだけ出して、あまり使っていないものは二軍としてストック扱いにしても良いですね。
- 「上(使っているもの)」「下(ストック)」
- 「手前(使っているもの)」「奥(使っていないもの)」
のように、しっかり分けて収納すると、使いやすくなりますよ。
使わないけれど、手放せないもの
選ぶことが苦手な方は、一番苦戦するのではないでしょうか?
ですが、使っているのか?使っていないのか?で見直せば、少し進むかもしれません。
使っていないものは取り除き、置く場所を変えるだけで変わる事があります。
使いやすい場所を、使っていないものが占領するのは、もったいないことです。
判断に迷う使っていないものは取り出して、紙袋などにまとめてみてください。
最初は、これらを移動させるだけで十分です。
片づけを進めていくと、気持ちが変わることはよくあります。
とにかく手を動かすことがポイント。
まずは、使いやすい!や、スッキリした!などの体験をすることが大切だと思っています。
ただ、ものが勝手に消えることはないので、ものと向き合うことは必要です。
ここへ該当するものは、分類があやふやになりがち。
- 使ってあげる
- ストックへ格上げする
- しばらく箱などへ仕舞い、様子を見てみる
活かすこと、家から出すことも検討しながら、ここへ該当するものを減らすと片づけが楽になります。
移動させる時には、奥へ追いやらないでくださいね。
見えないところへ収納してしまうのではなく、見える場所へ。
片づけを進めていくうちに、色々な気づきが得られると信じています。
持っていることを忘れているもの
持っていることさえ忘れているので、意外とすんなり判断できるものが多い印象です。
そもそも忘れているわけですからね。
でも侮るなかれ!
家の整理をすると、意外と多くの忘れているものが出てきます。
片づけでお金が出てきた!は、あるある!なのは有名です。
こんなところに!というセリフが出ないように…
管理が行き届く量、ものの把握ができることを目標にしたいですね。
まとめ
片づけでポイントとなるのは、「分ける」だと思っています。
要る・要らない、使っている・使っていない、よく使う・あまり使わない、などなど。
片づかない!には、必ず理由があります。
色々な要因が絡まって、片づかないが起こることも多いです。
そんな時、一番取りかかりやすいのが「分ける」こと。
使っているものだけにする、ということは、使わないものを破棄することと=(同じ)ではありません。
使っているもの・使っていないものに「分ける」と捉えるだけで、気持ちも軽く、取りかかれると思います。
片づけに苦手意識がある方こそ、この「分ける」を意識してみてください。
しっかり分けるだけで、スッキリしますよ♪
ぜひ、引き出し一つから試してみてくださいね!