そろそろ年度末。
我が家の子ども達も、新年度の方向性が決まり、卒業を迎える子が3人!
本当に忙しく、せわしない1年でした。
年度末にすることと言えば、子どもの「もの」の整理です!
進級と違い卒業となると、整理作業は大変ですよね。
それでも整理を行わないことには、新しい「もの」を収納できません。
我が家で最初に卒業式を終えたのは、長女。
高校が、ものづくり系だったこともあり、作品なども多くありました。
「要る」「要らない」の判断は、回数を重ねるほど上手になります。
もちろん彼女一人で出来るのですが、同席させてもらうことに。
高校生活を一緒に振り返りたいと思ったから。
新たな旅立ちの前に、子どもの頑張りを一緒に振り返り、子ども自身がしっかり区切りをつける。
一緒に整理する良さは、ここだと思うのです。
そんな子どもの年度末の整理についてです。
教科書の整理
高校生だった長女。
教科書はもちろん、参考書もたくさん!
高校生は、段違いで多くなりますね。
いわゆる勉強系の教科書や参考書は、いらないと即破棄(笑)
ものづくり系の参考書は、これからも使えそうだと判断。
しばらく置いておくことにしていました。
新たに購入することになれば、その時改めて判断するようです。
これから先、「使うのか?」「使わないのか?」で、判断することは難しい。
「かもしれない」が、付いてしまいますからね。
このような時は、「今」の気持ちで判断し、期限を決めると良いです。
娘も、「新たな教科書を購入する時に」改めて判断する、と決めました。
「とりあえず」保管すると、そのまま放置…
となりやすいので、対策が必要ですよ。
子どもの作品の保管
子どもの作品などの保管については、頭を悩ます方も多いですよね。
正解がないからこそ悩むところ。
そもそも、その作品は誰のものなのか?
意識したこと、ありますか?
作品は、作った人のものですよね。
その為、作者である子ども自身が、判断する必要があると考えます。
子ども自身が判断する時、気をつけているのは、口を挟まないということ。
その子の判断を尊重することが、何より大切だと思っています。
ただ、口は挟まないと言っても、いきなり一人で判断は難しいこともありますね。
まだ小さかったり、今まで自分で判断してこなかったり。
そのような時は、質問しながら話をしてみてはどうでしょうか?
- どこが気に入ってるの?
- どんな風に作った(書いた)の?
- 頑張ったところはどこ?
子どもの想いが確認できるうえに、判断に繋がることもありますよ。
お気に入りなら、期限を決めて飾るなどしても良いですね。
子どもと作品で写真を撮ると、作った時期もわかるのでおすすめ。
満足してサヨナラできるかもしれません。
また、「ここに入るだけ」と枠を決めて、残したいものから選ぶ方法も効果があります。
スペースは有限。
お互い譲歩しながら決めていけると良いですね。
残すばかりでも大変ですが、バンバン捨ててしまう場合もあるでしょう。
子どもの性格にもよりますしね。
「それ捨てちゃうの⁉」なんて気持ちになること…
自分はあります!
どちらにせよ、理由に着目してみてください。
子どもなりの理由があるので。
作品などで、子どもが要らないとしても、自分がどうしても残したい時。
そんな時は、「譲ってもらう」という感覚でいます。
管理する責任は、自分が負うということですね。
我が家の娘も、彼女なりの基準があり、作品達もサクサク判断。
取っておきたくない失敗作と、取っておきたい失敗作の違いは、自分の頑張り度合いだそう(笑)
頑張りって測れないけれど、彼女なりの頑張りランクがあるのですね。
彼女自身が納得している、ということが良かったな~と思いました。
そして「これ飾ろ~!」と、お気に入りの1枚を、食器棚の飾るスペースへ。
時々入れ替えしながら飾っていますが、満足そうです。
せっかくなら飾って、目にできる方が嬉しいですよね。
作品を飾ることで、彼女のものづくり欲が膨らみ、進みたい道へ繋がったようにも思えます。
判断に悩む時
一番最後に整理したのは、「思い出」に分類されるもの。
片づけの中でも難しい「もの」なので、思い出の片づけは最後にしてくださいね。
思い出は、一番の悩みどころ。
さすがの娘も判断に悩み出し、スピードが遅くなりました。
判断基準は、「今」の気持ちで良いと思います。
気持ちが一番難しいのに…なんて言葉が聞こえそうですが…
判断に迷う時には、質問を。
- どんな時(いつ)見返したいのか?
- 保管方法は?(綺麗に保管したい、飾りたいなど)
- 処分するとしたら、どんな時か?
問いかけは、行動に対してすることがポイントかと。
答えるうちに、自分の気持ちがハッキリしてくるかもしれませんよ。
実は今回、今まで手放せなかった、競泳をしていた時のものを娘が手放しました。
当時、頑張っていた自分、色々な想いがとても大きく、そっと置いていたもの達。
時がたち、気持ちが変化したのですね。
「もう見返すことないし」
娘にとって、やっと手放す時がきたのだと思いました。
色々あった当時の気持ちと、しっかり向き合えたのだとすれば、感慨深い。
しがらみから解放されたのは、楽しい未来に心が向いたからだと感じました。
時々しっかり「もの」と向き合う必要がある、と感じるのは、こういう時です。
手放すことが目的なのではなく、「もの」と向き合うことが大切なのだと思っています。
他にも、頂きものが手放せなかった娘ですが、自分の大切なものが増えたため、手放すことに。
「やっぱり自分の趣味じゃないし…ありがとね!」とサヨナラして。
推しグッズの方が大切なのは、当たり前ですよね(笑)
自分にとって大切なもの、大切ことを、しっかり選べるようになっているよう。
彼女の成長と変化を感じました。
一緒に整理して成長を感じる時間に
それにしても今回は、たくさん破棄するものが出てきました。
長女一人分なのに、凄い量です!
年度末でも特に、卒業する時。
しっかり整理することをおすすめします。
かなりの効果がありますよ。
昔は大切に想えた「もの」も、時がたち、気持ちが変わることはあります。
だからこそ時々整理が必要です。
今、その時の気持ちで判断して大丈夫。
しっかり向き合い納得できれば、手放した後悔は湧いてこないと思いますよ。
何より、今の生活、暮らしが充実したものになるように、「今」大切なものを選ぶ。
この繰り返しが、自分の基準をつくっていきます。
それは、子どもにとっても大切な経験に。
ぜひ年度末には、今までの1年間を振り返る「整理」の時間をもってみてください。
子どもの成長を感じ、一緒に楽しめますよ!