子ども達が夏休みに入りました。
普段、学校へ置いている学用品を、全て持ち帰ってきます。
小学生は、まだまだ可愛い方。
中学生は、教科書や参考書だけでも凄い量!
とても学習机に収めきれません。
長期休みに入る時、一番最初にしていることは整理です。
持ち帰ったものを全て確認して、「要る」「要らない」で分けます。
もちろん、子ども本人が判断。
何度も自分で判断することで、決断する力がつきます。
子どもによって基準が違うのが、面白いところ。
子どもが何を基準にして判断しているのか?
子どもが失敗して学んだことなど。
我が家の例です。
小学生の整理
小学6年生の三男。
日頃から判断は早い!
あまりにも早すぎて、時々失敗(?)することも。
だからといって後悔することもあまりなく、片づけに関しては神経質ではありません。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2023/07/滉道具箱.jpg)
お道具箱
最初は「お道具箱」を整理。
ゴミが入っていること多し!なので、まずはゴミを捨てます。
お道具箱は、入れるものが決まっているため、取りかかりやすいですね。
減っているものをチェックして、足りないものは補充。
「お道具箱」や「防災頭巾」、「体育着セット」などは、ひとまとめ。
夏休み中は使わないので、3階子どもスペースへ置きます。
子どもスペースは3階。
スチールラックや無印良品の「パルプボードボックス」を並べた場所。
使用頻度で分けて、使わないものは普段使うものと違う場所へ収納もOK。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2023/07/ベッド下ラベリング.png)
たまにしか使わないものも、置き場所を子どもと一緒に決めておくことを、おすすめします。
自分で用意ができるようになりますよ。
ランドセル
次に「ランドセル」
中身を全て出し、プリント類を仕分けします。
家族へ渡す必要がある書類以外は、普段から自分で破棄している為、同じように。
彼は、テストも破棄書類なんですね~
「テストは一度みたいな~」と言うと、「わかった!」と答えてくれますが…
すぐに忘れて破棄してしまうのは、彼にとって渡す必要がないからだと思っています💦
「これはお母さんが必要だろう」というプリントは、渡してくれる。
ということは、プリントの情報をしっかり読み、誰に必要な情報か?は考えていると分かります。
テストは自分のもの。
その為、「自分が」必要か?が判断基準で、他の人が必要だとは考えられないのだと思います。
夏休みの宿題
今年は、夏休みの宿題といった類の紙ものが、ほとんどありませんでした!
iPadで提出がメイン。
紙での提出は、家庭科の料理と作文くらいです。
夏休みの宿題はクリアファイルにまとめ、リビングの所定の場所へ置くようにしています。
夏休みの間だけですが、定位置を決めれば戻すことができますね。
我が家ではリビングの一角、教科書置き場のすぐ横。
すぐに見たい、学校からのプリントをまとめた場所へ。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2023/07/インデックス棚書類.jpg)
普段から必要なプリントを置く場所として、習慣になってるのでスムーズ。
夏休みの間使わない、教科書やノートを所定の場所へまとめて終了です。
中学生の整理
中学生3年生の次男。
日頃から忘れ物が多めで、書類を溜めがちです。
最近中学校では、プリントを配るだけでなく、同時に配信もしてくれます。
なので、プリントが私の手に渡らなくても基本OK。
ですが、「時に私が困る」ことは伝えています。
そもそも本人には困る事がないから、渡すことを忘れてしまうのですね。
さらに、「どうにかなる」と知っているから…
学校のプリント
最初に、通学鞄から全てのものを出します。
「教科書・参考書」と「プリント」に分けます。
プリントは、「要る」「要らない」を判断しながら進めます。
もちろん本人が判断しますが、その基準は「今後、使うか使わないか」
教科の先生が保管すると言ったプリントは、基本保管。
それ以外のプリントについては、自分が見直すかどうか?で判断していました。
その為、ほとんどの書類が破棄!
見直さないようです…
実は中学1年生の時には、テストや問題プリントを「見直すかも…」と保管していました。
ですが、何度もプリントの整理をするうちに、全く見直さないと判断。
さらに、「必要なら、もらえるから」とのこと。
また手に入れることができる、という安心感が破棄に繋がるようです。
夏休みの宿題
中学生は、教科書や参考書も凄く多い。
夏休み中に使わないものは、学生鞄へ入れて子どもスペースへ。
量が多いため、学生鞄ごと床へ直置きです。
夏休みの宿題に関するものは、リビングへ置くようにしています。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2023/07/夏の宿題2023.jpg)
夏休みの一時だけなので、見える場所へあえて置くスタイル。
これは、宿題に取りかかりやすいようにです。
ここならOK!というスペースを、普段から確保していると便利ですよ。
手放すためには安心が必要
いつも面白いな~と思うのは、子ども達の違い。
もちろん性格が大きく影響を与えているのでしょうが、経験って大きいです。
捨ててしまった失敗を、どうリカバリーするのか?
ここにポイントがあると感じています。
というのも、我が家の娘が中学2年生に進級した時のこと。
春休み中に、1年生の時の教科書や参考書を「要らない」と破棄しました。
小学生の時には、次の学年で使用することは無かったので、「使わない」と判断したからです。
ところが中学2年生の授業の中で、必要になることが。
一瞬焦ったようですが、学校から借りることができました。
この経験から、「自分は要らなくても、必要な場合がある」と学んだようです。
自分の判断以外にも、基準があることを知った娘。
それ以降、教科の先生へ確認するようになりました。
手放すためには、「確認」=「安心」が必要だと考えたようです。
声かけを工夫して失敗を経験値に
娘が捨てた失敗で学んだことは、いくつかあるようです。
- 学校に関するものは、自分が要らないと判断しても使う時がある
- 学校に関するものは、基本再入手できる
- リカバリーできれば大丈夫
「判断基準は自分」だけど、「面倒になりそうなら確認」という基準になったようでした。
捨てた後悔は、溜め込みに繋がることがあるので、注意する必要がありますね。
「どうして捨てちゃったの!」と責めない方が良いと思っています。
その後、手放すことが怖くなり、溜め込みやすくなると感じるからです。
- なぜ捨てようと思ったのか?(理由を考える)
- 今の状況は?(今を把握する)
- 自分はどうしたいのか?(自分の気持ちをみつめる)
- どのようにリカバリーするか?(方法を考える)
冷静に、自分で考えることができる声かけを、意識するよう心掛けています。
「捨てよう」と思ったことを、否定する必要はないですからね。
ただ、質問の仕方って難しいですよね。
してしまったことを責めることだけは、しないよう気をつけていますが…
なぜ?(過去)→どうしたい?(今)→どうする?(未来)
と時間軸で振り返り、「原因」を探し、「解決法」を導き出せるように。
「自分の気持ち」と「起こったこと」を分けて考える練習になるといいな、と思っています。
失敗を次へ活かし、「経験」と捉えられたら良いですね。
長期休みに入る時は、子どもが物や書類と向き合うチャンス。
何度も判断をすることで、基準がしっかりしてきますよ。
小さい頃は一緒に。
徐々に本人に任せていければ親も楽に♪
早めに取りかかってみてくださいね!
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2023/03/子ども個別フォルダ完成-300x225.jpg)
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2023/03/作品-300x225.jpg)