東京都の「子育て応援とうきょうパスポート事業」協賛店です♪

【サポート事例】手放すことが目的じゃない「もの」と向き合う食器棚の片づけ

手放すのが苦手…

そんな話を聞く度に、感じる違和感があります。

なんだか、手放すことが正しいかのような…

なんとなくモヤモヤ。

どうしたら、片づけを前向きに捉えてもらえるのか?

手放すことばかりに目を向けず、楽しみながら片づけして欲しい。

片づけは苦行じゃないと思っています。

手放す基準「もの」との関係は、しっかり考える

そのうえで、多くを手放さなくても使いやすいを叶える。

そんな食器棚の片づけです。

※掲載許可いただいています

目次

食器棚の悩み

食器が多いことは分かっている…でも手放せない。

出し入れしにくい訳ではないような、しにくいような…

すごく漠然とした想い。

お話を聞くと、「手放したくない」気持ちと「使いやすくしたい」気持ちが混在。

「量が多いからダメなのかも」と思われている様子でした。

そこで、食器棚を拝見すると…

ここには無くて良いものも入っているようです。

どのような場合でも、「全て出す」が基本。

ですが、全てを一度に全部出す訳ではないことも。

全体を拝見すると、ご自身で場所別に、ざっくり種類分けされていました。

そこで今回は、ブロックに分けて全部出しをしていくことに。

整理収納作業の進め方

まず最初に、今回の整理収納作業の進め方を確認。

STEP
ゾーニング

食器棚全体を場所(ゾーン)で大きく分けて、目的を決める

STEP
不要なものを取り除く

明らかに、食器棚に無くてよいものを取り出す

STEP
ゾーン(場所)ごとに全出しして整理する

「引き戸収納(最下部)」→「引き出し収納」→「ガラス扉収納(上部)」

STEP
ゾーン(場所)ごとに収納する

「引き戸収納(最下部)」→「引き出し収納」→「ガラス扉左側」→「ガラス扉右側」

手放すことを目的とせず、普段の使い方を参考にしっかり分けていくことに。

  • どんな料理で使うのか?
  • 使用頻度は?
  • 用途(料理)を限定せず使うことを想像したら?

家族構成が変わったことを考慮。

料理の量作る種類など、以前と変わった様子を確認します。

使う食器の種類や数も変わるはずですからね。

食器棚の場所別に意味を持たせ、収納するものを分けていくことにしました。

ゾーニング

食器棚全体をゾーニングすると、このように。

ガラス扉収納(上部)

食器棚の上部、ガラス扉収納が一番よく使う場所。

そのなかでも使いやすい場所は、向かって左側

ここへ、普段よく使うものを収納することに。

身長を考慮して、使いやすい高さを確認。

下三段へ、特に使用頻度が高い食器を収納することにしました。

食器棚手前に低めの棚があるので、向かって右側は少し使いにくい

こちらは、使用頻度低めのものを。

引き出し収納

引き出し2つは、元々来客用の湯飲み、プリン等を食べて出た陶器の入れ物などが。

向かって左側へ、よく使う来客用湯飲み。

右側へ、あまり使わない蓋つき、空き容器などを入れることに。

引き戸収納(最下部)

以前は食品ストックや、お茶菓子関係用品などが入っていた、一番下の引き戸収納

向かって左側へ、使用頻度の高いお茶菓子関係用品と、大きく重い食器

右側へ、使用頻度の低いお茶菓子関係用品、来客用食器、ティーポットや急須を。

それぞれゾーンを分けて「使い方」「入れるもの」決めました

不要なものを取り除く

まず最初に、食器棚へ無くてよいものを取り出します。

冠婚葬祭用のし袋、書類、保存容器などが多く入っていました。

保存容器はキッチンへ。

既に決めた収納場所へ、まとめて仲間にします。

食器棚の上にも、CDやDVDなどが。

こちらも取り除きます。

ゾーンごとに全出しして整理

判断しやすい場所から始めました。

引き戸収納(最下部)

ものが一番少なく用途がハッキリしていた、一番下の引き戸収納から。

食品ストックを移動させていたので、既に半分は空っぽ。

パンパンだった、お茶菓子関係用品などを使用頻度分けていきました

引き出し収納

次は、引き出しです。

大量にあった茶たくは、実際に湯飲みを乗せてみます

実は、使用していたものは1種類。

他は使うことなく保管しているだけでした。

実際に乗せてみると、使わなかった理由が見えてきます

が合わない、大きさが合わない、質感が合わない…

使える2種類に絞り、手放す気持ちになったのは、実際に乗せてみたから。

お客様へ出すのに、これでは…

ということを意識されたのも判断の一つ。

実際に使用する場面を具体的に考えることで、整理が進む場合がありますよ。

ガラス扉収納(食器棚上部)

最後は、ガラス扉内の食器です。

出しながら、大きさ深さなどが似たもので分けて

それらも更に、「よく使う」「あまり使わない」「全く使わない」で分けていきます。

下のように区切り、置いていくと分かりやすいですね。

小さい中間大きい
浅い深い浅い深い浅い深い
よく使う
(毎日~週2,3回)
あまり使わない
(1ヶ月2~3回)
全く使わない

他にも、和風・洋風、柄もの・無地など、使い方などで仲間にすることも。

  • どんな料理で使うのか?
  • その料理を作る頻度は?
  • 他の食器で代用できるか?

など、たくさん質問させて頂きます。

会話から気づくことは多くありますよ。

そして実は、よく使うものは決まっていることが多いのです。

また使わない理由も、実はハッキリしています。

「使うもの」は、使いにくいと使わないのです

食器を拝見すると、これは使っているな、これはあまり使わないかも…

など、使う様子が何となく分かります。

「なんで分かるの~?」

と驚かれていましたが、料理を作る方なら手に取る食器はきっと似ている。

つゆだくの料理を浅いお皿に盛りませんよね。

もちろん趣味趣向は人それぞれですが、食器の形状は大きなポイント。

その為、その方の家族構成生活スタイルなどが、片づけのヒントになります。

ゾーンごとに収納

しっかり「もの」と向き合って整理が出来れば、後は収納です。

場所(ゾーン)ごとに目的を決めたので、取り出しやすい戻しやすい収納をつくります。

Before

After

小さめの食器なら、似たようなものを使用頻度で、奥(あまり使わない)手前(よく使う)に。

カップなど同じものがいくつかあるのであれば、手前から奥へ真っすぐ並べて

ちなみに同じだからと、全て仲間でまとめなくても大丈夫ですよ。

普段使う枚数+1~2枚を一固まりとして、残りは別で良い場合も。

とにかく、「よく使うもの」「使わないもの」圧迫されないように

食器を取り出す動作確認

隙間なく収納すると、取り出しにくくなります。

「使うもの」には、収納にゆとりを。

「使わないもの」など、収納量を求める場合は、しっかりめでも大丈夫です。

目的によって変わってきますね。

ちなみに、収納方法の工夫は、あまりいらないように感じます。

グッズなどを使用するのは、目的に合わせて使った方が便利な時

それよりも、棚板の位置置き方の工夫が必要です。

なぜ使いにくいのか?

動作から考えると、解決方法が見えてくると思いますよ。

自分の大切を大事にする

今回の作業は3時間

食器棚全体+手前の棚、食器棚使いの部分を片づけできました。

最初は手放したくないとのことでしたが…

不要と思われるものも出てきて、手放す決断もできました。

しっかり整理し持つのであれば、ぜひ使ってあげたい。

実は、プリンなどを食べた後の陶器が「どうしても手放せない!」と。

もちろん大丈夫です!

手放さなければいけないことは、何もありません。

そこで、細かなものを入れる容器として使うご提案。

例として、お茶菓子用の楊枝を入れ、お茶菓子用品とセットで置きました。

かぼちゃが可愛い♪

また、ご主人が管理している薬入れがコップだったため、高さの低い陶器へ。

安定感があり、丁度良い高さに大満足となりました。

「もの」は使ってこそ。

ただ保管しているだけでは寂しいですよね。

見るだけで嬉しくなるのなら、飾るのもおすすめです。

自分の大切の基準を決めるのは自分です。

胸を張って「これが大切」と宣言!

自分の大切を大事にしてくださいね♪

自分の家に合った仕組み作りに悩んだ時は、お気軽にご連絡ください。

会話することで新しい発見がありますよ!

フォロー嬉しいです♪
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