8人家族から、2人へ。
家族構成が変わったことで、ものが減った今。
夫婦2人に合わせた暮らしへ整えたい!
けれど、変化が大きすぎるあまり、どのようにしたら良いのかわからない…
そんなお悩み。
住む人数が一気に、大きく変わると、暮らしの変化も大きいですね。
そこで片づけは、毎日の暮らしに欠かせない、キッチンから取りかかることにしました。
暮らしを見直すヒントが詰まった事例です。
※掲載許可いただいています
キッチンから片づけをする理由
今回の片づけは、キッチンから。
人数の変化が大きいため、一番影響を受けやすい場所であると考えたからです。
毎日使うキッチンだからこそ、効果あり!
片づけすると大きく変わります。
また、毎日使うからこそ、良い変化を感じやすい場所です。
その為、次の場所へと「やる気」を繋いでくれることが多いように感じています。
片づけに苦手意識があるとのことでしたが…
そんな方にとってキッチンは、判断がしやすいのでおすすめです。
初めにすることは「整理」
人が減ったとはいえ、ものの量は少なくない状態。
頻繁に子ども達家族が帰省するからとのこと。
その為ある程度、ものは必要そうです。
最初に調理道具から整理。
毎日の料理を振り返っていただき、鍋やフライパン等の使用頻度を確認していきます。
そこで浮かんできたのは、用途を限定している使い方。
さらに、「昔は…」という言葉が頻繁に出てきます。
そのような場合、とにかく「今」に焦点を当てて。
「今」使っているものを選んでいただきます。
この時考えて欲しいのは、
- 普段、どのような料理をよく作るのか?
- どのくらいの量、作るのか?
- どのくらいの頻度で作るのか?
実際に使用しているものは、意外と少ないことに気づけます。
気に入って使うものは限られていること、多いですよ。
あまり「使わないもの」が、「使うもの」を圧迫していることが問題なのです。
理想は、「使うものだけ」にすること。
よく使うものには一番良い、特等席を用意してあげてください。
それだけでも随分変わりますよ。
同じ種類の「もの」を、一か所へまとめる
今回、問題点の一つに、「ものが点在している」ということがありました。
今までは家族が多く、「入りきらない」という理由で、あちこちにものが点在。
ただ、ルールを決めて、運用は出来ていたとのこと。
人数が減ったと共に「もの」が減り、スペースが出来た、このチャンス。
せっかくなので、キッチンに全て集約することに。
あちこちに散らばったものを集めてみると、その多さにビックリされていました。
大家族なら、ストックは多くなります。
本当、わかりますよ~
「量」だけに目を向けなくて大丈夫
その背景がとても大事です
暮らしが変われば、必要な量も変わります。
片づけを始めると、必要量を考えるきっかけにもなりますね。
期限があると判断しやすい
そして、使用期限があるものが多いキッチン。
判断することが苦手でも、基準があるので判断しやすいですね。
食品はもちろんですが、ふきん、スポンジ、洗剤などの消耗品にも期限はあります。
今回、古い消耗品を開封してみたら、使えない状態に!
「もったいないことしちゃった~」
とガッカリされていましたが…
このような想いがあれば、きっと大丈夫です!
もったいないを無くすためにも、しっかり整理、使いやすい収納を目指していきましょう。
詰め込まない、隠さない
在庫を把握できる状態にするために、
- 詰め込まない
- 隠さない
ことが、とても大切。
ゆとりある8割~6割収納で、詰め込み過ぎないよう意識してください。
特に引き出しなどでは、上から重ねて入れてしまうと、下のものが死蔵品になってしまいます。
また、袋へ入れたり、収納用品へ入れたりして、見えない状態にしないことも大切です。
誰でも、見えないと忘れてしまいます。
片づけが苦手だと思う方ほど、「見える」を意識してみてくださいね。
Before→After
3時間の作業で、キッチン下収納を一通り整えることが出来ました。
Before→After
最初、Beforeの写真で分かるように、蓋を分けて収納されていました。
この方法だと、どの鍋の蓋なのか探すのが大変だったのです。
蓋と分けて収納するよりも、セットにしておいた方が探さなくて済むから良いとなりました。
その為、鍋類は蓋とセットにし、2段に重ねて収納する方法に。
あまり使わないものを下、よく使うものが上。
上のものだけで普段の料理をし、人が増えた時には下のものも使えるように。
重ねても2段ならば、あまり負担にならないうえに、収納量を増やせます。
さらに普段は、かがまなくて済むことも良いと思います。
一番下段の浅い収納には、あまり使わない嵩張る重いものを収納しました。
シンク下は数を絞り、あまり使わないもの、重複するものは別の場所へ移動させることに。
量が多い、カトラリー類。
使用していないものは取り除きました。
引き出しは立てて収納し、上から見てわかるように。
重ねると下のものが見えなくなってしまいます。
まとめ
3時間の作業。
使う場所から始めたので、判断がスムーズでした。
作業の順番は、「コンロ下」→「シンク下」→「引き出し」
大きなもの、用途がハッキリしているものから始めるのがポイント。
慣れてきたら、細かなものを判断していきます。
残すもの、手放すものを判断する整理。
使用頻度、用途、種類、使う場所などで、しっかり分ける。
使う場所の近くへ使いやすいように収納する。
一つ一つ順番に、しっかり判断して進めていきました。
キッチン全体が整うには、あと2回(6時間)ほどかかりそうです。
収納が多い、大きめキッチンの場合。
つい「入るから」と、何でも入れてしまいたくなるかもしれませんね。
あまり使わないものは移動させ、よく使うものだけにすると快適になります。
もちろん、最初に整理をしっかりしてくださいね。
今回、ストックの量がとても多いことが分かりました。
次回以降、キッチンへ全て収納していく予定です。
暮らしが変わったタイミングで、片づけをする。
その先の暮らし方が、見えてくるかもしれませんよ♪