キッチンは目的がハッキリしているので、片づけの判断がしやすい場所だと思います。
特に食品は賞味期限があるため、破棄する目安も明確ですね。
毎日使う場所なので、効果が目にみえて分かることも良い。
その後の片づけのモチベーションも、維持しやすいように思います。
食料品などの管理がスムーズならば、時間のロスだけでなく、お金のロスも防げます。
食品の値上げが続く今、在庫を持ちすぎていませんか?
キッチンの中でも、食料品などのストック管理に関わる片づけについてです。
※掲載許可いただいています。
キッチン吊戸棚の収納
まずは一か所残っていた、吊戸棚収納の整理から。
中に入っている物を全出しします。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102上1空.jpg)
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102全出し.jpg)
たくさんのタッパーや、瓶が収納されていました。
一つ一つ、要る・要らないと判断していきます。
どんな時に使うのか?いつ使うのか?話しながら、持つ意味をはっきりさせていきます。
一番悩まれたのが、瀬戸物の保存容器。
使いにくいのに、なんとなく手放せないものとのことでした。
プラスチックの保存容器の方が使いやすく、ついそちらを使うそう。
話する中で、「保存容器と考えず、お皿と考えたら…」というアイディアを。
蓋を破棄し、お皿として収納場所を食器棚へ移動することに。
素敵な瀬戸物だったので、仕舞いこまず、しっかり使ってあげられると良いなと思いました。
それ以外は、あまり悩むことなく半分ほどが手放すものに。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102破棄.jpg)
使用頻度を考えながら、吊戸棚に収納します。
Before
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1014上1.jpg)
After
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102上1完成.jpg)
お持ちだった収納用品に洗剤の予備を入れて、取り出しやすいように。
タッパーはよく使うため、そのまま置く方が良いとなり、高さは出さずに下段手前に並べました。
キッチンシンク下の扉収納
元々乾物類を収納されていた場所。
上手く使えず、広さの割に収納量が少ないことが不満でした。
Before
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1026下2.jpg)
そこで、上段の棚は残し、下段のかごを取ってしまうことにしました。
上段の棚には元々置かれていたものを中心に、仲間となる軽いものを。
箱を使用して収納することで、収納量を増やします。
棚を引き出せますが、奥に何が入っているのか分かるよう、仮のラベリングを。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102下2中.jpg)
日頃から常備しているものを奥へ。
普段は買わないのに、なんとなく買ったままになっている…というものを手前に収納。
目に入るところへ置き、消費するためです。
かごを取って広くなった下のスペース。
奥行があるため、スケールなど1年に1、2回しか使用しないキッチン用品を奥へ。
手前に収納ケースを使って、かさばる乾物類のストックを置くことにしました。
After
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102下2完成.jpg)
収納量を増やしたい、という希望に沿った収納になりました。
今回、長年置いているものが同じなので迷わない、とのことだったので、深めの収納用品に。
見えないと忘れてしまう方には、不向きです。
浅いタイプや、透明で中身が見える収納用品を使うなど、自分に合ったものを使うと良いと思います。
調味料のストック収納
キッチンにカウンターがあるお宅。
カウンター前にはストック品や野菜が置かれ、キッチンの中が狭くなっていました。
そこで、キッチン一番端が空いたため、調味料類のストックをまとめることに。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/10/キッチン1026下1.jpg)
棚板がありましたが奥行は浅く、下段全体が見渡せるようになっていました。
その為、下段へ調味料類をまとめます。
After
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102下1完成.jpg)
手前はボックス収納で引き出しやすくし、背の低い調味料を。
奥に背が高い調味料を置くことで、探しやすくなりますね。
キッチンカウンター収納
さらに、キッチンカウンター収納内の食品類を整理しました。
元々仲間を意識されて保管し、在庫管理はされていました。
けれど、コロナ禍で増えたストック。
食品管理が面倒に感じていたそうです。
そこで改めて使う時を考え、しっかり仲間分け。
収納場所一つ一つに、意味を持たせていきます。
バラバラだった「パスタ」と「レトルトパスタソース」類はセットにし、「レトルトカレー」なども一緒に。
また、「カレールー」や「シチュールー」も同じ場所にしました。
After
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102カウンター下カレー.jpg)
扉を開けて賞味期限がパッと見て分かるよう、箱に記載することをおすすめしました。
場所移動したものもあるので、扉にも仮ラベリングを。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102カウンター下扉.jpg)
引き出しもそれぞれ整理しました。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102カウンター下引き出し.jpg)
引き出しなので、上から見てパッと分かるよう賞味期限を書いてしまいます。
After
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102カウンター引き出し缶詰.jpg)
缶詰などは仲間でまとめ、賞味期限が書かれている方を上に向けると分かりやすいですね。
一番上の引き出しには、粉末スープ、ふりかけ、お茶漬けなど。
開封したものを立てて収納。
見やすく取り出しやすいようにし、消費しやすいようにしました。
整理することでカウンター下の収納も、一か所空きました。
重さのある鍋用調味料や、ご飯に混ぜるタイプ、レトルトのお粥などを収納。
ご飯に関わるものでまとめました。
After
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/11/キッチン1102カウンター中.jpg)
上段は空いていますが、保冷バックやエコバックを収納することに。
食品は、埋もれてしまうと消費できなくなる可能性があります。
ゆとりをもって収納できると良いですね。
収納する場所が決まったら、「ここに入るだけ」と枠から出ないよう意識して購入すると効果がありますよ。
まとめ
整理が進むと、溢れていたものが収納できました。
期限があるから分かりやすいですが、食品のストック管理は面倒ですよね。
まずは、置く場所が決まっていることが大前提。
持つ最大量・最大個数でスペースを確保することを忘れずに。
![](https://kurashi-and.com/wp-content/uploads/2022/08/原)四角-scaled.jpg)
ストックを持つ量や種類、置き場所や運用の仕方など、ルールを決めると良いですよ!
使ったら補充、必要以上に増やし過ぎないことも大切です。
パッと見えるところへ賞味期限を書いたりして、何度も確認しなくてすむ工夫をすると面倒が減りますね。
維持するためには、「元の場所へ戻す」必要があります。
食品だって同じ。
購入したら元の場所(使って無くなった場所)へ戻すを意識すると、乱れません。
ぜひ意識してみてくださいね。