キッチンは目的がハッキリしているので、片づけの判断がしやすい場所だと思います。
特に食品は賞味期限があるため、破棄する目安も明確ですね。
毎日使う場所なので、効果が目にみえて分かることも良い。
その後の片づけのモチベーションも、維持しやすいように思います。
食料品などの管理がスムーズならば、時間のロスだけでなく、お金のロスも防げます。
食品の値上げが続く今、在庫を持ちすぎていませんか?
キッチンの中でも、食料品などのストック管理に関わる片づけについてです。
※掲載許可いただいています。
キッチン吊戸棚の収納
まずは一か所残っていた、吊戸棚収納の整理から。
中に入っている物を全出しします。
たくさんのタッパーや、瓶が収納されていました。
一つ一つ、要る・要らないと判断していきます。
どんな時に使うのか?いつ使うのか?話しながら、持つ意味をはっきりさせていきます。
一番悩まれたのが、瀬戸物の保存容器。
使いにくいのに、なんとなく手放せないものとのことでした。
プラスチックの保存容器の方が使いやすく、ついそちらを使うそう。
話する中で、「保存容器と考えず、お皿と考えたら…」というアイディアを。
蓋を破棄し、お皿として収納場所を食器棚へ移動することに。
素敵な瀬戸物だったので、仕舞いこまず、しっかり使ってあげられると良いなと思いました。
それ以外は、あまり悩むことなく半分ほどが手放すものに。
使用頻度を考えながら、吊戸棚に収納します。
Before
After
お持ちだった収納用品に洗剤の予備を入れて、取り出しやすいように。
タッパーはよく使うため、そのまま置く方が良いとなり、高さは出さずに下段手前に並べました。
キッチンシンク下の扉収納
元々乾物類を収納されていた場所。
上手く使えず、広さの割に収納量が少ないことが不満でした。
Before
そこで、上段の棚は残し、下段のかごを取ってしまうことにしました。
上段の棚には元々置かれていたものを中心に、仲間となる軽いものを。
箱を使用して収納することで、収納量を増やします。
棚を引き出せますが、奥に何が入っているのか分かるよう、仮のラベリングを。
日頃から常備しているものを奥へ。
普段は買わないのに、なんとなく買ったままになっている…というものを手前に収納。
目に入るところへ置き、消費するためです。
かごを取って広くなった下のスペース。
奥行があるため、スケールなど1年に1、2回しか使用しないキッチン用品を奥へ。
手前に収納ケースを使って、かさばる乾物類のストックを置くことにしました。
After
収納量を増やしたい、という希望に沿った収納になりました。
今回、長年置いているものが同じなので迷わない、とのことだったので、深めの収納用品に。
見えないと忘れてしまう方には、不向きです。
浅いタイプや、透明で中身が見える収納用品を使うなど、自分に合ったものを使うと良いと思います。
調味料のストック収納
キッチンにカウンターがあるお宅。
カウンター前にはストック品や野菜が置かれ、キッチンの中が狭くなっていました。
そこで、キッチン一番端が空いたため、調味料類のストックをまとめることに。
棚板がありましたが奥行は浅く、下段全体が見渡せるようになっていました。
その為、下段へ調味料類をまとめます。
After
手前はボックス収納で引き出しやすくし、背の低い調味料を。
奥に背が高い調味料を置くことで、探しやすくなりますね。
キッチンカウンター収納
さらに、キッチンカウンター収納内の食品類を整理しました。
元々仲間を意識されて保管し、在庫管理はされていました。
けれど、コロナ禍で増えたストック。
食品管理が面倒に感じていたそうです。
そこで改めて使う時を考え、しっかり仲間分け。
収納場所一つ一つに、意味を持たせていきます。
バラバラだった「パスタ」と「レトルトパスタソース」類はセットにし、「レトルトカレー」なども一緒に。
また、「カレールー」や「シチュールー」も同じ場所にしました。
After
扉を開けて賞味期限がパッと見て分かるよう、箱に記載することをおすすめしました。
場所移動したものもあるので、扉にも仮ラベリングを。
引き出しもそれぞれ整理しました。
引き出しなので、上から見てパッと分かるよう賞味期限を書いてしまいます。
After
缶詰などは仲間でまとめ、賞味期限が書かれている方を上に向けると分かりやすいですね。
一番上の引き出しには、粉末スープ、ふりかけ、お茶漬けなど。
開封したものを立てて収納。
見やすく取り出しやすいようにし、消費しやすいようにしました。
整理することでカウンター下の収納も、一か所空きました。
重さのある鍋用調味料や、ご飯に混ぜるタイプ、レトルトのお粥などを収納。
ご飯に関わるものでまとめました。
After
上段は空いていますが、保冷バックやエコバックを収納することに。
食品は、埋もれてしまうと消費できなくなる可能性があります。
ゆとりをもって収納できると良いですね。
収納する場所が決まったら、「ここに入るだけ」と枠から出ないよう意識して購入すると効果がありますよ。
まとめ
整理が進むと、溢れていたものが収納できました。
期限があるから分かりやすいですが、食品のストック管理は面倒ですよね。
まずは、置く場所が決まっていることが大前提。
持つ最大量・最大個数でスペースを確保することを忘れずに。
ストックを持つ量や種類、置き場所や運用の仕方など、ルールを決めると良いですよ!
使ったら補充、必要以上に増やし過ぎないことも大切です。
パッと見えるところへ賞味期限を書いたりして、何度も確認しなくてすむ工夫をすると面倒が減りますね。
維持するためには、「元の場所へ戻す」必要があります。
食品だって同じ。
購入したら元の場所(使って無くなった場所)へ戻すを意識すると、乱れません。
ぜひ意識してみてくださいね。