最近、雑草と格闘しているのですが…
面白い本と出合ってしまいました♪
「庭時間が愉しくなる雑草の事典」森昭彦/著
130種+αの雑草について書かれています。
雑草一つ一つに対する語り口が面白く。
雑草が敵ではなく、共存する対象のように感じられます。
ですが、超難敵な雑草たちもいるわけで…
これは「知ること」で防ぐことができるとのこと。
東京の街中の雑草が、大好きな自分。
こんな所から!なんて発見をしようものなら…
その名前、どのような草なのか知りたいわけです(笑)
雑草だと嫌うのか?仲良くするのか?
そのヒントが沢山詰まった、楽しい本です♪
著者/森 昭彦
サイエンス・ジャーナリスト、ガーデナー、自然写真家。
植物に関する多くの著書があります。
どれもこれも、面白そう~!
生まれと育ちが北鎌倉のようです。
埼玉県の「新しき村」を拠点に活動。
植物が好きで、身近な植物を観察しメモ。
本にしたいと考え活動を続けているうちに、実際に本を出すことになったと話されていました。
植物への愛情が、たっぷりです。
本当に植物が好きなんだな~と感じます。
本/「庭時間が愉しくなる雑草の事典」
最初に惹かれたのは、「雑草」について書かれている本だから。
そして、掲載されている植物の数ですね。
130種類以上の植物について、丁寧に書かれています。
一つの植物に対して、見開き1ページ。
一つ一つ、タイトルが付けられていますが、これが面白い!
その植物を端的に表しています。
全体が5章に分けられていて、第1章~第3章は初心者でも扱いやすい種族について。
第4章では、日陰や北面ななどを好む種族。
第5章で、厄介な強敵についてまとめられています。
似た植物なども、写真付きで丁寧に説明。
それぞれの特徴が記載されているので、
何に気をつければ良いのか?
どのような付き合い方をすれば良いのか?
とても参考になります。
特筆すべきは、活用のヒントが記載されていること。
食用や、民間薬のヒントが書かれています。
もちろん、「安易な利用は推奨しない」と「はじめに」に書かれていますが…
昔ながらの…的な話は、田舎出身の自分も、いくつか聞き覚えがあります。
とても面白いですね!
一番参考にしたのは「ヤブカラシ」
今、自分が戦っているのが「ヤブカラシ」!
戦っているなんて大げさな…
そう思ったアナタ。
この植物、本当に凄いのですよ!
だって、名前が「ヤブカラシ(藪枯らし)」ですよ~
地下の根が「幼児の手首くらい」になる、と書かれているのですから…
しかも、根のことを「地下で構築したネットワーク」と書くくらい、本当に凄いのです。
半年で5mの成長ですよ!
本当に恐ろしい~!
どうやら根気が必要そうです…
まとめ
身近な植物について書かれている…
だからこそ、楽しいです♪
実は東京の街中でも、植物は沢山生えています。
こんな少しの土で!という隙間にも、生えるのですよね~
植物って凄い!
写真も豊富で読みやすいですが、「読みもの」という感じです。
例えや表現に、植物への愛情があり、とても優しい。
読んで楽しい「事典」ですよ♪
同じ著者の本で、面白そうなものを見つけてしまいました。
なんと768ページ、950種。
「帰化&外来植物 見分け方マニュアル950種」
在来種との見分け方を、写真とイラストで分かりやすく解説しているようです。
気になる~!
時には、下を見ながら歩く…なんてのも楽しいですよ。
植物好きな方にお勧めの本でした♪